カエルとは?/ レイク
[ 80] カエル - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A8%E3%83%AB
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カエル(蛙)とは、脊椎動物亜門・両生綱・カエル目(無尾目)に分類される動物の総称。古称としてかわず(旧かな表記では「かはづ」)などがある。 後肢が特に発達しており、後肢でジャンプすることで、敵から逃げたり、エサを捕まえたりする。後肢の指の間に水掻きが発達するものが多く、これを使ってよく泳ぐ。ほとんどの種で肋骨がない。 幼生は四肢がなく、ひれのついた尾をもつ。成体とはちがう姿をしていて、俗に「オタマジャクシ(お玉杓子)」と呼ばれる(食器のお玉杓子に似た形状から)。オタマジャクシはえら呼吸を行い、尾を使って泳ぐため、淡水中でないと生きることができない。オタマジャクシは変態することで、尾をもたず肺呼吸する、四肢をもった幼体(仔ガエル)となる。 水辺で生活し、陸と水中の両方で生活する種類が多いが、ほとんど陸上だけを生活の主体にしているもの、樹上にまで進出しているものもある。完全に水中生活のものはそう多くない。 ほとんどが肉食性で、昆虫などを食べる。大型のものは小型哺乳類まで食べるものもある。陸上で採食するものは、舌を伸ばし、昆虫をそこにくっつけて口に引っ張り込む。口は非常に大きい。異物などを飲み込んだときは胃袋を吐き出しそれを洗う行動をする。 呼吸の大部分を皮膚呼吸に頼っていて、皮膚がある程度湿っていないと生きていけない。わずかに肺呼吸も行っている。その際は口を膨らませ、それによって得た空気を肺に送り込んでいる。空気を「飲み込む」といえば判りやすいだろうか。これは気嚢や横隔膜といった呼吸機構を獲得しておらず、それら補助器官による自発呼吸ができないためである。また、海水に入ると浸透圧により体から水分が出て死んでしまう。ただし、例外的に水から離れて生活したり、汽水域に棲む種類も知られる。 変温動物なので極端に暑い、寒い環境の際は土中などで休眠する。ふつう日本のカエルは成体で冬眠するが、ウシガエルやツチガエルなどは幼生が冬を越すこともある。また、アカガエル類やヒキガエル類は、他のカエルが冬眠している1月から3月頃に繁殖行動を行う。 産卵期には、様々な行動が見られる。もっとも一般的なものでは、雄は鳴き声で雌を呼び、雌が近づくと後ろから胸部を前足で抱きかかえるようにして産卵を促し、産卵と同時に放精して受精させる。集団で繁殖するものでは、俗に「かわず合戦」といい、産卵場所でオスがメスを奪い合って互いを押しのけたりする光景が見られる。卵は、水の中に産むものがふつうであるが、水辺近くの植物の葉の上などに産むもの、泡巣を作るものなどもあり、背中や口の中などで卵や幼生を保護する習性を持つものも知られている。 蛙は良く鳴くことで有名である。特に配偶行動にかかわって大きな鳴き声を上げるものが多くあり、世界各地で古くから注目された。 日本では水田が多い地方などでは、夜にたくさんの蛙が一斉に鳴き出し、「蛙の大合唱」といって夏から秋の風物詩となっている。夜、家の外から静かに響いてくる蛙の鳴き声の美しさは、多くの俳句や歌に詠まれている。 繁殖期にオスがメスを呼び、産卵を促すための鳴き声。これまで求愛音とされてきた鳴き声には、実際にはメスに対してだけではなく、他のオスに対するなわばり宣言の意味も含まれていることが多いため、最近では求愛音となわばり音を両方含んだ広告音という言葉が使われることが多い。 繁殖期にオスが他のオスに対し、縄張りを宣言する鳴き声。他のオスとの距離や行動によってなわばり音を複雑に変化させる種類もある。 繁殖期にオスが他の個体に対し、自分の存在をアピールして、メスを引き付け、オスを排除するための鳴き声。春から夏にかけて田んぼでよく聞かれるカエルの合唱が、これにあたる。非常に近縁な種が、肉眼では見分けられないほど似通っていても、広告音が明確に違うこともある。 他のオスにメスと間違われて抱接されたオスが、間違った抱接を解除させるための鳴き声。繁殖期のヒキガエルのオスを背後から軽く握ると体を震わせながら解除音を発する。 敵に捕まったときに発する鳴き声。蛇に巻きつかれたり、人が強く握りしめると(握り潰してしまわないように注意)、大きなわめき声をあげる。 世界中に約4,800種が知られており、そのほとんどが水辺で生活をしている。水のそばで生活しないものは3種しか知られていない。 大型の種類は、世界各地で食用にされる。日本で食用蛙といえばウシガエルのことで、肉は鶏肉のささみに似ており、淡白で美味である。中国をはじめ、欧州など世界的には、カエルを食べることは特別なことではない。 中国においてもっとも一般的な食用蛙はアカガエルの一種で、中国語では「田鶏 ティエンジー」と呼ばれるもの。冬に食べることが多かったが、現在は養殖されており年中食べることができる。またエジプトなどから大型のウシガエルも移入されて養殖されている。安徽省や福建省などでは渓流に住む「石鶏 シージー(Rana spinosa)」も美味と珍重されている。食べ方としては手足の部分の唐揚げが最も一般的であるが、上下をまっぷたつに切って、内臓を取り出し、スープにするような場合もある。また、華南では粥の具としても利用される。 日本におけるカエルは、棲息に好適な水辺や水田が多かったことから、常に人にとって身近な存在となっている。古来より春の景物とされ、万葉集以来、特に鳴き声を愛でて詩歌に詠む。和歌での「かはづ」は、おもに鳴き声が美しいことで知られるカジカガエルのことを指すが、この語は平安初期ごろから、混同されてカエル一般を指すようになった。俳諧においては、カエル一般を指すと思われる用例が増える。芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」、一茶の「やせ蛙まけるな一茶これにあり」等の句は特に有名。「蛙」は春の季語で、これは初蛙のイメージから。「雨蛙(あまがへる)」「蟇/蟾蜍(ひきがへる)、蟾(ひき)、蝦蟇(がま)」は夏、「河鹿(かじか=カジカガエル)」は秋の季語である。 鳥獣戯画(平安時代末期)にも、サルやウサギとともに、人間に擬せられたカエルの姿が、生き生きと描かれている。また、草双紙(江戸時代)では妖術使いの悪漢が大蝦蟇(おおがま=空想上の化け物)に乗って登場する等、さまざまな表現のモチーフとなっている。昭和40年代にはカエルを主人公としたテレビアニメーションが人気を博した。 南米のいくつかの地域では、カエルは幸運(特に金運)を招くものと考えられている。このため、カエルをペットのように飼ったり、カエルの置物を家に飾ったりすることがある。また、口を開けたカエルの置物に向かってコインを投げ、うまく口の中に入れることを競う遊びも行なわれている。 貝原益軒の『大和本草』によれば、カエルの名は他の土地に移しても必ず元の所に帰るという性質に由来すると記述されている。 日本では、「お金が返る(カエル)」として、カエルのマスコットを財布の中に入れておく習慣がある。似たような扱いで、新しいものでは、1985年にNTTが出した「カエルコール」がある。帰るときに家に連絡を入れよう、というものだが、「今から、カエル」というテレビのコマーシャルが人気を呼んだ。 なお、日本の理科教育においては次第に軽視される傾向にあるが、解剖の実習では蛙が定番である。その他、発生や様々な生理学的実験等にカエルがよく使われる。特にアフリカツメガエルはよく実験目的で飼育される。脳を切除して脊髄反射を見る実験は「脊髄ガエル」という固有名詞がつけられている。 井の中の蛙(かはづ)、大海(たいかい)を知らず(俗に「されど空の高さを知る」と続ける場合もあり、意味が逆転する。元々は「されど空の高さを知る」はなく、日本で勝手に付け加えられたもの) かわず(地歌) - 「作もの」と呼ばれる滑稽な内容の曲群のうちのひとつ。18世紀中頃の作。作曲者は不詳。真夏の昼下がり、カエルがヘビに食べられそうになるが、カエルは「私の父親はカラスに取られ、何とかその敵を討ちたいと思って親類一同と相談しているのに、今あなたに食べられてはその望みも水の泡、どうか助けてください」と懇願すると、ヘビも「自分も子供をトビに取られた。世の中には似たこともあるものだ」と同情して帰って行く。残ったカエルは「(嘘で)まんまと奴をたばかることができた。口は重宝なものだ」と言って傍らの溝に飛び込んだ。 ねはん(地歌) - 作曲者不詳。これも滑稽な内容のもので、蓮の葉に溜った露を釈迦の涙のように有り難がっていると、そこにカエルが出てきて、「これは私のしし(小便)で候」と言う小曲。 蛙の夜回り(手遊び歌。作詞:野口雨情、作曲:中山晋平。替え歌として「ウルトラマンの夜回り」などがある) カエルツボカビ症による両生類の絶滅が危惧されている。致死率は種類によっては90%にもなる。麻布大の宇根有美助教授(獣医病理学)は、「飼っている両生類に異変があれば、すぐに獣医師などに相談してほしい。水の管理が最も重要で、水槽の水を消毒せずに排水溝や野外に流さないでほしい」と訴えている。 |
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