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[ 30] 反証可能性 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E8%A8%BC%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7

ある仮説が反証可能性を持つとは、その仮説が何らかの実験や観測によって反証される可能性があることを意味する。例えば、「明日、太陽が東から昇る」という仮説は、「明日、太陽が東から昇らない」という観測によって反証されるかもしれない。これに対して、いかなる実験や観測によっても反証されない構造を持つ仮説を反証不可能な仮説と呼ぶ。(注*反証可能性の概念そのものにはこれ以上の意味がない。反証可能性という概念の存在を認めることと反証主義とを混同してはならない。また、反証可能性の概念は、反証不可能な命題の意味、価値または有用性を排除しない)。
原子命題とは、「明日、太陽が東から昇る」「お隣の田中さんは犬を飼っている」などのように、それ自体で意味的に完結した単独の命題である。原子命題は、端的に、反証可能であるか反証不可能であるかのどちらかである。しばしば、日常において科学的と考えられている命題が原子命題として見られると、その命題において反証が可能でない場合がある。例えば、「生物は進化した」「大正12年に関東大震災があった」「彼は殺人を犯した」などである。これらの仮説の時制を見れば分かるように、一見科学的だがそれ自体では反証可能性を持たない仮説は、その仮説の意味内容すなわち検証の直接的な対象が過去の出来事であったときに多く見られる。
普通、検証されようとしている仮説は、いくつかの原子命題の論理的な結合を通じて成り立っている。そして、専らそれを検証することが目的であるところの仮説を主要仮説と呼び、その前提や条件となる諸命題を補助仮説と呼ぶ(注*何を主要仮説とし、何を補助仮説とするかはおよそ検証者の任意である)。
例えば、「明日、太陽が東から昇るのを私は見るであろう」という仮説を主要仮説として設定しよう。このとき、検証者は、通常、様々な前提や条件を付加する。具体的に言うと、「明日、雨でないならば」「私が観測を妨害されないならば」などである。さらに、曖昧さを避けるために、「地平線のどの範囲から昇れば東から昇ったと言えるのか」も定義する必要がある。これらが「明日、太陽が東から昇る」という仮説の補助仮説になる。補助仮説の中には、当たり前すぎて検証者が普段意識しないものも含まれる。そして、主要仮説と補助仮説のそれぞれについて、反証可能であるかどうかが判定される。それゆえに、「明日、雨が降らず、かつ、私が観測を妨害されないならば、明日、東から太陽が昇るのを私は見るであろう」という仮説は、「明日、東から太陽が昇るのを私は見る」を主要仮説とし、また、「明日、雨が降らない」および「私が観測を妨害されない」を補助仮説とし、そして、その全ての原子命題について反証可能な一個の仮説であると定められる。
この仮説は論理的な推論であるから、「明日、雨が降らない」および「私が観測を妨害されない」が反証されなかったにもかかわらず「明日、東から太陽が昇るのを私は見るであろう」が反証されたとき、この仮説は正しくないとみなされる。
反証可能性のないアドホックな仮説を補助仮説として追加すると、その理論全体の反証可能性が低下する。これは、A ∧ B ⇒ C という推論が(論理的にではなく科学的に)妥当であるかどうかを判断するためには少なくとも A と B が反証可能でなければならないからである(注*論理学の要請からすれば C も反証可能でなければならないはずだが、しかし、自然科学においては主要命題 C が必ずしも直接的に反証可能であるとは限らない。これは、自然科学においては反証不可能なプログラム仮説を主要命題に組み込むことが認められることに由来する。例えば、進化論の主要命題はこれに属すると考えられる)。
ある仮説が反証可能性を持つかどうかを判定することは難しい。次のような実験を考えてみよう。降霊会を開いて霊を呼び出す実験が失敗した。心霊現象に否定的な学者は、少なくとも今回用いた方法(条件)によって霊を呼び出せるという仮説が反証されたと考える。これに対して、心霊現象に肯定的な学者が「霊の実在を疑う者がいたための失敗」と反論する。ここで、もし心霊現象に肯定的な学者が「霊の存在を疑う者が降霊会場に立ち入らず、遠隔のビデオカメラによって撮影するならば、降霊は成功する」と付け加えるならば、この降霊理論は全体として反証可能性を持つものになる。つまり、メインの実験が失敗した後で主張者がそれに補助仮説を付け加えたとしても、その補助仮説が反証可能である限り科学的検証の場に立つことができる。反証可能性が否定されるのは、例えば、「心霊現象は科学的に分析できない」と主張するような場合である。したがって、安易に「この仮説には反証可能性がない」「これはアドホックな補助仮説である」と断定するのは危険である。
反証可能性を持つ仮説のみを科学的な仮説とみなす科学哲学上の立場を反証主義と呼ぶ。哲学史的に見れば、反証可能性の概念は科学と擬似科学の判定基準として提案された。反証主義によれば、科学理論は反証可能性を持ちつつ未だ反証されていない仮説の総体であると定義される。そして、厳しい反証テストに耐え抜いた仮説ほどより信頼性が高いものとみなされる。反証主義の代表的人物はカール・ポパーである。ポパーはフロイトの精神分析やアドラーやマルクスの理論を反証可能性がないため、科学的ではないと批判した。現在では、疑似科学を反証可能性だけでなく別の要素も含めて特徴付けようとする傾向が強い。テレンス・ハインズは、疑似科学の特徴として、反証不可能性の他に証明責任の転嫁や検証への消極的態度を挙げている。

 

[ 31] Wikipedia:検証可能性 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E6%A4%9C%E8%A8%BC%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7

この文書はウィキペディア日本語版の公式な方針です。多くの利用者に支持されており、すべての利用者が従うべきだと考えられています。必要に応じて編集することは可能ですが、その変更はコミュニティーの合意を反映している必要があります。大きな変更を加える場合は、先にノートページで提案してください。
この文書の要旨: ウィキペディアに掲載される情報は信頼できるものでなければいけません。あらかじめ信頼できる情報源から公表、出版されている事実、視点、理論及び議論だけを収録してください。記事は可能なかぎり情報源を明記すべきです。情報源が明らかでない内容は、異議を述べて取り除くことができます。
ウィキペディアに執筆してよいかどうかの基準は「真実であるかどうか」ではなく「検証可能かどうか」です。つまり、私たちがウィキペディアで提供するのは、信頼できるソース(情報源)を参照することにより「検証できる」内容だけだということです。このことをウィキペディアでは検証可能性と呼んでいます。
検証可能性は、ウィキペディアの記事における三つの方針のうちの一つです。あとの二つは、「Wikipedia:中立的な観点」と、「Wikipedia:独自研究は載せない」です。ウィキペディアではこれらの方針を併せて標準名前空間、つまり記事に書くことができる情報の種類と質を決定しています。これら三つの方針は相互に補完しあうものであり、それらをばらばらに切り離して解釈すべきではありません。編集者はこれら三つの方針を併せて理解するよう努めてください。この三方針は議論の余地がないものであり、他のガイドラインや利用者同士での合意によって覆されるものではありません。
記事に新しい内容を加筆するときは、信頼できる情報源―出典(参考文献)―を明らかにすべきです。出典が明示されていない編集は、誰でも取り除くことができます(出典のない記述は除去されても文句は言えません)。
この文脈における「検証可能性」とは、編集者が、例えばニューヨーク・タイムズの記事の中身が真実かどうか検証する責任があるという意味ではありません。実際のところ、編集者はその種の調査をしないよう強く求められます。なぜならウィキペディアでは独自研究(オリジナル・リサーチ)を発表してはならないからです。記事は信頼できる情報源が公開している題材だけを含むべきです。それは個々の編集者が真実であると思うかどうかには関係ありません。直観に反するようですが、ウィキペディアに掲載してよいかどうかの基準は「真実かどうか」ではなく「検証可能かどうか」(真偽よりも検証可能性)なのです。
検証可能であることと真実であることの違いは、次の例で見ればよくわかるでしょう。あなたは、ある著名な物理学者の「X理論」についてウィキペディアの記事を書いているとします。X理論は査読審査を経て学術誌に掲載されており、したがってウィキペディアの記事として適しています。ところが、執筆中にあなたがその学者に連絡をとったところ「実を言うと、今ではX理論は完全に誤りだと考えています。」と言われてしまいます。あなたが原著者本人からこれを聴いたとしても、彼がそう言ったという事実をウィキペディアに書いてはいけません。
なぜいけないのでしょう。それは「ウィキペディアの閲覧者層や他の編集者が満足に検証することができないから」です。読者は、あなたが誰なのかを知りません。世界中の閲覧者があなたに連絡して確認を取れるように、あなたの連絡先を載せるというわけにはゆきません。たとえあなたに連絡がとれるようになっていたとしても、閲覧者があなたを信じる理由がどこにあるでしょう。
その情報をウィキペディアに載せてよいものにするには、まず、広く信頼されている報道機関を説得してあなたの話を発表してもらわなければなりません。それは、査読を受けるのと同様の過程を経ることになります。つまり、まず記者、次に編集者、そしておそらくは事実調査員にチェックされるでしょう。もし問題があれば、さらに弁護士、そして編集長にチェックされるかもしれません。このような事実確認とその評価のしくみがあるのは、新聞に正確で公正な記事を載せるためです。
この事実関係を確認するという過程は、ウィキペディアでは提供できません。それゆえに、独自研究は載せないという方針と検証可能なことのみ載せるという方針が大変重要となるのです。(注:要するに、査読に相当する機能はウィキペディアの外部に求めよということ)
もしもその新聞があなたの話を載せてくれたならば、ようやくその情報をウィキペディアの記事に書き込んで、その新聞を情報源として示すことができます。
分かり易く言えば、検証可能性とは信頼できる情報源(例えば、査読制度のある雑誌や新聞)からすでに公開されている情報だけをウィキペディアに記載することで、読者にも検証可能にするということです。編集者が独自に検証できるからといって、それは(一般的な)検証可能性を満たしたことにはなりません。
ウィキペディアの記事は、事実確認と正確さについて定評のある、信用できる第三者情報源に基いて書くべきです。学術的な主題については、なるべくピアレビュー(査読)を経た情報源を用いるべきです。また、主張する内容に応じて適切な情報源を選ぶべきです(珍奇な主張には強固な情報源が必要です)。
ウィキペディア日本語版では、可能な限り日本語による情報源を示すべきであり、常に日本語による情報源を日本語以外の言語による情報源より優先して使用するべきです。これは、情報源の資料が正しく使用されたことを、日本語版の読者が容易に検証できるようにするためです。
出典を示す責任は、ある編集を行った執筆者、またはその編集を残すことを希望する執筆者にあります。このため、執筆者は出典を明記すべきです。定評のある情報源がない場合、その話題に関する記事はウィキペディアで立てるべきではありません。
信頼できる情報源を欠く編集は、除去されるのもやむを得ません。しかし、もしも出典を示す機会を与えずに記述を除去すると、異議を唱える人がいるかもしれません。情報源を欠く記述について情報源の明示を求める場合、その記述をノートページに移動するとよいでしょう(移動の際は、Wikipedia:ページの分割と統合#一部転記の手順 に従って履歴の継承を行ってください)。または {{要出典}} 、{{誰}} 、{{出典の明記}} 、{{未検証}}などのテンプレートを張ることもできます。
一般に、信頼性に乏しい情報源とは、事実確認について評判がよくない情報源、あるいは事実確認の機能を欠く情報源(「TVで観た」等)、または編集上の監督を欠く情報源です。
ある情報が、例えばタブロイド新聞(夕刊紙やスポーツ紙のような娯楽中心の大衆紙)のような信頼性に乏しい出版物ひとつの上にしか見つけられないという時があり得ます。その情報があまり重要でないものならば、それを除去してください。もしもその情報が重要で残す値打ちがあるものならば、それをくだんの情報源によるものと明示してください。例えば、「イギリスのタブロイド紙『サン』によれば…」としてください。
ウェブサイトを作ったり本を自費出版したりした上で、自分がある分野の専門家だと主張することは誰にでもできます。そのため、自費出版物、個人のウェブサイトやブログは、原則として適切な情報源としては認められません。ブログや電子掲示板の発言を一意見として紹介するのも同様です。例外となりうるのは、関連分野において著名な専門研究者や有名ジャーナリスト(記者)が自主公表した場合でしょう。その人の著作がこれまでに信頼できる第三者によって出版済みであるなら、その人の自主公表物を情報源として認めてよいこともあり得ます。しかし、注意してください。もしその専門研究者のブログに掲載された情報が本当に書く価値のあるものならば、他の誰かが既に執筆していたはずです。
例えば、ある信頼性に乏しい新聞についてウィキペディアで記事を書く場合、その新聞の記事の例を示す必要があったとしても、第三者についてのその新聞の主張を記載するべきではありません(ただし、同じ話が信頼に足る第三者の情報源によって掲載されている場合は、この限りではありません)。
ある事柄が単に「検証可能」だからといって、それをウィキペディアに書いてよいとは限りません。 Wikipedia:ウィキペディアは何でないかをご覧ください。また、情報が「真実」であるということだけでは、その情報がウィキペディアの「検証可能性」の要求、つまりウィキペディアに掲載されるためには情報源が付けられていなければならないという要求を満たしているということを意味しません。(もちろん、情報が本当なら、すぐにもちゃんとした典拠・情報源がみつかるはずですが)。裏を返せば、「独自研究」は「信頼できる情報源」を持たないがゆえに、ウィキペディアでは受け入れられない、と言うこともできます。Wikipedia:独自研究は載せないをご覧ください。
ここでは、歴史家たちの一致した証言をたどっていくことにしよう。そして、彼らの記述が相違する点は、誰の記述かを示した上で書いていこう。

 

[ 32] 拡張可能なマーク付け言語 (XML) 1.0
[引用サイト]  http://www.fxis.co.jp/xmlcafe/tmp/rec-xml.html

この標準情報(TR)の原勧告はW3Cメンバ及び作業グループによってレビューされ,W3C勧告として技術統括責任者によって承認された。この標準情報(TR)は,安定したものであって,参考資料として使用してもよく,他の文書から規定の参考資料として引用してもよい。勧告作成において,W3Cは,この規定を広く知らせ,普及させる役割をもつ。これによってWWWの機能と相互運用性が高まる。
XML文書は実体という記憶単位から成り,実体は構文解析されるデータ又は構文解析されないデータから成る。構文解析されるデータは,文字から成り,その一部は文字データを構成し,一部はマーク付けを構成する。マーク付けは,文書の記憶レイアウト及び論理構造を記述する符号とする。XMLは,記憶レイアウト及び論理構造についての制約条件を記述する機構を提供する。
XML文書を規定するために使用する用語は,この標準情報(TR)内で定義する。次に示す語句は,それらの用語を定義するため,及びXMLプロセサの動きを規定するために使用する。
適合する文書又はXMLプロセサは,記述されたとおりに動作することが要求され る。そうでなければ,エラーとする。
[Definition:] 適合するXMLプロセサが検出し,アプリケーションに報告しなければならないエラー。プロセサは,致命的エラーを発見したあとも,それ以降のエラーを探すためにデータ処理を続行し,見つかったエラーをアプリケーションに報告してもよい。エラー訂正をサポートするために,プロセサは,処理していないデータ(文字データ及びマーク付けの混在したもの。)を文書から取り出し,アプリケーションに渡してもよい。しかし,プロセサは,致命的エラーを一度でも検出したなら通常の処理を続行してはならない。つまり,プロセサは,文字データ及び文書の論理構造についての情報を,通常の方法でアプリケーションに渡し続けてはならない。
適合するソフトウエアは,記述されたとおりに振る舞ってもよい(may),又は振る舞わなくてはならない(must)(文章中の助動詞による。)。そのとおりに振る舞う場合は,記述された振舞いを選択又は拒否する手段をユーザに提供しなければならない。
すべての妥当な XML文書に適用する規則。妥当性制約の違反は,エラーとする。ユーザのオプション指定によっては,検証を行うXMLプロセサは,このエラーを報告しなければならない。
a) [Definition:] 文字列又は名前のマッチ 比較する二つの文字列又は名前は,同一でなければならない。ISO/IEC 10646において,複数の表現が可能な文字[例えば,合成形式及び基底文字+発音符(ダイアクリティカルマーク)形式]は,どちらの文字列も同じ表現のときに限り,マッチする。ユーザのオプション指定によっては,プロセサは,その文字を標準形に正規化してもよい。比較のとき ,大文字と小文字との区別をする。b) 文字列と文法中の規則とのマッチ ある生成規則から生成する言語に,ある文字列が属するとき,この文字列は,この生成規則にマッチするという。c) 内容と内容モデルとのマッチ ある要素が,制約"要素の妥当性"に示す意味で適合するとき,この要素は,その宣言にマッチするという。
XML文書は,論理構造及び物理構造をもつ。物理的には,文書は,実体という単位からなる。実体が他の実体を参照すれば,参照された実体も文書の一部になる。
文書は,“ルート”すなわち文書実体から始まる。論理的には,文書は,宣言,要素,コメント,文字参照及び処理命令を含み,これらすべては,文書内で明示的なマーク付けによって示す。論理構造及び物理構造は,"4.3.2 整形式の解析対象実体"に示すとおりに,厳密に入れ子になっていなければならない。
b) [Definition:] ルート又は文書要素という要素が一つだけ存在し,これは,他の要素の内容に含まれない。これ以外のすべての要素は,その開始タグが他 の要素の内容に含まれれば,対応する終了タグも同じ要素の内容に含まれる。つまり,要素は,開始タグ及び終了タグによって区切られ,入れ子構造をなす 。
便宜上,文字を,字,数字又は他の文字に分類する。字は,アルファベット的,若しくは表音的である基底文字(一つ以上の結合文字が,後に続くこともある。),又は統合漢字から成る。各クラスにおける実際の文字についての完全な定義は,"B. 文字クラス"に示す。
備考: XMLの名前の中のコロンは,名前空間での実験のために予約する。コロンの意味は,将来のある時点で標準化するものとし,そのときには,実験的な目的でコロンを使用する文書を更新する必要が生じる可能性がある。XMLで採用する名前空間の機構が,区切り子として実際にコロンを使用するという保証はない。事実上,これは,名前空間の実験の一つとして以外には,XMLの名前の中でコロンを使用しないほうがよいことを意味する。しかし,XMLプロセサは,名前文字としてコロンを受け付けることが望ましい。
[Definition:] コメント は,他のマーク付けの外ならば,文書のどこに現れてもよい。さらに,文書型宣言の中で,文法が許す場所に現れてもよい。コメントは,文書の文字データの一部ではない。XMLプロセサは,アプリケーションがコメントのテキストを取り出すことを可能としてもよいが,そうしなくともよい。 互換性のためには,文字列
この標準情報(TR)のこの版に適合することを示すためには,版番号 "1.0" を使用しなければならない。ある文書が,この標準情報(TR)のこの版に適合しないとき,値"1.0"を使用するのは,エラーとする。この標準情報(TR)の今後の版に"1.0"以外の値を付与することが,XML作業グループの意図だが,XMLの将来の版を作成することを確約するわけではなく,作成したとしても番号付けについて,特定の方法を使用することを確約するわけでもない。将来の版を作成する可能性があるので,必要な場合に自動的な版の認識を可能とするため,この構成子を提供する。プロセサは,それがサポートしていない版番号のついた文書を受け取ったならエラーを通知してもよい。
XML文書内のマーク付けの機能は,記憶構造及び論理構造を記述すること,並びに属性及び属性値の対を論理構造に関連づけることにある。XMLは,論理構造についての制約条件を定義するため,及びあらかじめ定義された記憶単位を使用するための機構として文書型宣言を提供する。
XMLの文書型宣言は,ある文書クラスのための文法を記述するマーク付け宣言を含むか,参照する。この文法を,文書型定義又はDTDという。文書型宣言は,マーク付け宣言を含んだ外部サブセット(特別な種類の外部実体)を参照することができ,又は内部サブセットにマーク付け宣言を直接含むこともできる。外部サブセットと内部サブセットの両方を使うこともできる。ある文書のDTDは,両方のサブセットをまとめたものとして構成される。
マーク付け宣言は,要素型宣言, 属性リスト宣言,実体宣言又は記法宣言とする。次に示す整形式制約及び妥当性制約に規定する通り,これらの宣言は,パラメタ実体内に全体又は一部が含まれてもよい。詳しい規定は,"4. 物理構造"を参照のこと。
パラメタ実体の置換テキストは,マーク付け宣言内において,厳密に入れ子になっていなければならない。つまり,マーク付け宣言(markupdecl)の最初又は最後の文字が,パラメタ実体参照の指し示す置換テキストに含まれれば,両方とも同じ置換テキストに含まれなければならない。
DTDの内部サブセットでは,パラメタ実体参照は,マーク付け宣言が出現可能な場所だけに出現できる。マーク付け宣言の一部としては出現できない。この制約は,外部パラメタ実体又は外部サブセットでの参照には適用しない。
内部サブセットのときと同様に,外部サブセットと,DTDにおいて参照する任意の外部パラメタ実体とは,非終端記号markupdeclによって許される型の一連の完全なマーク付け宣言で構成されなければならない。マーク付け宣言の間には,空白又はパラメタ実体参照を置いてもよい。外部サブセット又は外部パラメタ実体の内容の一部は,条件付きセクションを使用して無視してもよいが,内部サブセットではこれは許されない。
外部サブセット及び外部パラメタ実体は,その中では,パラメタ実体参照がマーク付け宣言の間だけでなく,マーク付け宣言の内でも認められる,という点でも内部サブセットとは異なる。
外部サブセット及び内部サブセットの両方を使用するときは,内部サブセットが外部サブセットより先に出現したと見なす。これは,内部サブセットの実体及び属性リスト宣言が,外部サブセットの実体及び属性リスト宣言に優先するという効果をもたらす。
XMLプロセサは,アプリケーションに文書の内容を渡すが,マーク付け宣言は,この内容に影響を与えることがある。例えば,属性のデフォルト値及び実体宣言は影響を与える。スタンドアロン文書宣言は,XML宣言の一部分として出現することができ,影響を与えるマーク付け宣言が文書実体の外部に出現するかどうかを示す。
スタンドアロン文書宣言においては, "yes"の値は,文書実体の外部に(DTDの外部サブセット内に,又は内部サブセットから参照される外部パラメタ実体内に),XMLプロセサからアプリケーションへと渡される情報に影響するマーク付け宣言が存在しないことを意味する。"no"の値は,その外部マーク付け宣言が存在するか,又は存在する可能性があることを意味する。スタンドアロン文書宣言は,その宣言が文書外部に存在するかどうかを示すだけに注意すること。外部実体への参照が文書内に存在していても,その実体が内部的に宣言されているときは,文書のスタンドアロンの値には影響を与えない。
外部にマーク付け宣言が存在しなければ,スタンドアロン文書宣言は意味をもたない。外部にマーク付け宣言は存在するが,スタンドアロン文書宣言が存在しない場合は,"no"の値が設定されているものとする。
スタンドアロン文書宣言は,何らかの外部マーク付け宣言が次のいずれかを宣言しているときは,値 "no"を取らなければならない。
a) デフォルト値付きの属性であって,この属性が適用される要素が,属性値を 指定せずに文書内に現れるもの。
c) 値が正規化の対象となる属性であって,正規化の結果として変化する値が文書内で属性に指定されているもの。
XML文書を編集するときは,マーク付けを目立たせ読みやすくするために,“空白”(スペース,タブ及び空白行。この標準情報(TR)では,非終端記号のSで表す。)を使うと便利なことが多い。これらの空白は,配布する版の文書の一部に含めることを普通は意図していない。しかし,“意味のある”空白であって,配布する版に保持されなければならないものも多い。例えば,詩及びソースコードにおける空白がこれにあたる。
XMLプロセサは,文書内のマーク付け以外のすべての文字を,変更せずにそのままアプリケーションに渡さなければならない。妥当性を検証するXMLプロセサは,これらの文字の中でどの文字が要素内容に出現する空白を構成するかをアプリケーション側に伝えなければならない。
文書のルート要素については,この属性の値を指定するか,又はこの属性のデフォルト値がある場合を除いては,アプリケーションによる空白の取扱いについて,いかなる意図も示さないと解釈する。
アプリケーションの処理を簡単にするため,外部解析対象実体又は内部解析対象実体のリテラル実体値が,"#xD#xA"の2文字の連続とするリテラル又は#xDの単独のリテラルを含む場合に,XMLプロセサは,アプリケーションに単一の文字#xAだけを渡さなければならない(この処理は,入力内に存在する改行コードを構文解析の前に正規化することによって,容易に実現できる。)。
言語コードは,小文字で表記する慣行があり,国コードは(存在するならば)大文字での表記する慣行がある。しかし,XML文書内における他の名前とは異なり,これらの値については,大文字及び小文字の区別をしないことに注意すること。
必要ならば,特定のデフォルト値を与えてもよい。英語を母語とする学生用のフランス語の詩集では,説明及び注を英語で記述すれば,xml:lang属性を次のとおりに宣言することとなる。
c) 宣言が Mixedにマッチし,要素の内容が文字データ及び子要素からなる。子要素の要素型は,要素の内容モデルに出現する名前にマッチする。
空要素タグは,内容をもたない任意の要素の表現に利用できる。空要素タグで表現する要素を,キーワードEMPTYを用いて宣言しなくてもよい。 相互運用性のためには,空要素タグは,EMPTYとして宣言された要素には必ず使用しなければならず,またこれ以外の要素には使用しない。
妥当性を保証するため,要素型宣言及び属性リスト宣言を用いてXML文書の要素の構造に制約を加えることができる。要素型宣言は,要素の
要素型宣言は,要素の子として出現可能な要素型について,制約を加えることが多い。ユーザのオプション指定によっては,要素型宣言をもたない要素型が他の要素型宣言によって参照されれば,XMLプロセサは警告を出してもよい。しかし,これはエラーとはしない。
この場合,内容モデルが制約となる。内容モデルは,子要素の型及び子要素の出現順序を制御する簡単な文法とする。この文法は,内容素子(cp)から成る。内容素子は,名前,内容素子の選択リスト又は内容素子の列リストから構成される。
ここで,Nameは,子として出現してよい要素の型を示す。この文法で選択リストが現れる位置では,選択リスト内のいずれの内容素子も要素内容の中に現れてよい。列リストに現れる内容素子は,リストで指定する順番のとおりに,要素内容に現れなければならない。名前又はリストの後に出現するオプションの文字は,リスト内の要素又は内容素子が,1回以上任意の回数(+),0回以上任意の回数(*)又は0回若しくは1回(?)出現可能なことを規定する。この演算子がない場合は要素又は内容素子が正確に1度だけ現われなくてはならないことを意味する。 ここで示す構文及び意味は,この標準情報(TR)における生成規則で用いるものと同一とする。
要素の内容が内容モデルにマッチするのは,列,選択及び繰返し演算子に従って,内容の中の要素と内容モデル内の要素型とをマッチさせながら,内容モデル内の一つのパスをたどれるときに限る。互換性のため,文書内の要素が,内容モデルにおける要素型の複数の出現位置とマッチすることは,エラーとする。詳細な規定については,"E. 決定的内容モデル"を参照。
パラメタ実体の置換テキストは,かっこで囲まれたグループによって,厳密な入れ子を構成しなければならない。つまり,選択,列又は混在部品に,開きかっこ又は閉じかっこのいずれか一方が
混在内容内容に含まれれば,その置換テキストは空でないことが望ましく,置換テキストの先頭及び末尾の空白でない文字は,コネクタ(|又は,)でない方がよい。
この場合,子要素の型についての制約が存在してもよいが,子要素の順序又は出現回数についての制約は存在しない。
属性は,名前及び値の対を要素に関連付けるために用いる。属性指定は,開始タグ又は空要素タグ内でだけ可能とする。したがって,属性指定を認識するための生成規則は,"3.1 開始タグ,終了タグ及び空要素タグ"に示されている。属性リスト宣言は,次の目的で用いる。
属性リスト宣言は,ある要素型と関連付けられた各属性に対し,名前,データ型及び(存在すれば)デフォルト値を規定する。
ある要素に対して,複数のAttlistDeclを与える場合,これらすべての内容はマージする。ある要素型の同じ属性に,複数の定義を与える場合には,最初の宣言を有効とし,他の宣言は無視する。相互運用性のためには,DTDの作成者は,ある要素型には高々一つの属性リスト宣言しか与えない,ある属性名には高々一つの属性定義しか与えない,及びすべての属性リスト宣言には少なくとも一つの属性定義を与える,という選択をしてもよい。相互運用性のためには,XMLプロセサは,ユーザのオプション指定によっては,ある要素型に複数の属性リスト宣言を与えたり,ある属性に複数の属性定義を与えたりしたときに,警告を出してもよい。しかし,これは,エラーとはしない。
XMLの属性の型は,3種類とする。これらは,文字列型,トークン化型及び列挙型とする。文字列型は,値として任意のリテラル文字列をとる。トークン化型は,字句及び意味に関して,次に示す様々な制約をもつ。
この型の値は,宣言に含まれる幾つかの記法の名前の一つとマッチしなければならない。つまり,宣言に含まれる記法名は,すべて宣言されていなければならない。
属性宣言は,属性の指定が必須かどうかについての情報を与える。必須でない場合には,文書内で属性が指定されていないとき,XMLプロセサがどう処理しなければならないか又は処理するほうがいいかの情報も与える。
デフォルトの宣言が#REQUIREDキーワードの場合,属性リスト宣言で参照した要素型のすべての要素で,その属性を指定しなければならない。
属性が#FIXEDキーワードで宣言されたデフォルト値を持つ場合,その属性のインスタンスはデフォルト値にマッチしなければならない。
XMLプロセサは,属性値をアプリケーションに渡す前,または,妥当性を判定する前に,次のとおりに正規化しなければならない。
[訳注(これは原文にはない)] 以下の箇条書きは,"と"の間(もしくは'と'の間)の文字の並びに対して繰り返し実行される条件分岐である。一度実行されるたびに,正規化された文字列が先頭から少しずつ構築されていく。
妥当性を検証しないパーサは,宣言が見つからない属性は,すべて,CDATAを宣言しているとして扱うものとする。
条件付きセクションとは,文書型宣言の外部サブセットの一部であって,制御キーワードの指定によって,DTDの論理構造に含めたり,除いたりする部分とする。
条件付きセクションは,DTDの内部サブセット及び外部サブセットと同様に,完全な宣言,コメント,処理命令又は入れ子になった条件付きセクションを,いくつか含んでよい。これらの間に,空白が現れてもよい。
条件付きセクションのキーワードがINCLUDEならば,条件付きセクションの内容はDTDの一部である。条件付きセクションのキーワードがIGNOREならば,条件付きセクションの内容は論理的にはDTDの一部ではない。構文解析を正しく行うためには,無視する条件付きセクション(IGNORE)に関しても,内容を読まなければならないことに注意すること。これは,入れ子になった条件付きセクションを見つけ,(無視する)最も外側の条件付きセクションを正しく検出することを目的とする。キーワードをINCLUDEとする小さな条件付きセクションが,キーワードをIGNOREとするより大きな条件付きセクションに含まれるならば,外側及び内側の条件付きセクションの両方とも無視する。
条件付きセクションのキーワードがパラメタ実体参照ならば,XMLプロセサは条件付きセクションの扱いを判断する前に,このパラメタ実体を展開しなければならない。
各XML文書は,文書実体と呼ぶ実体を一つもつ。XMLプロセサは,この文書実体から処理を開始する。文書実体が,文書のすべてを含んでもよい。
解析対象外実体は,内容がテキストでもそうでなくともよいリソースとする。テキストの場合,XMLでなくともよい。各解析対象外実体には,記法が関連付けられ,この記法は,名前で特定する。XMLプロセサが実体や記法の識別子をアプリケーションに渡すという要件以外は,XMLは解析対象外実体の内容を制限しない。
quot を宣言する必要はない。パラメタ実体の場合は,宣言は,参照に先行しなければならない。同様に,一般実体の場合は,属性リスト宣言のデフォルト値内での参照より先に,宣言が現れなければならない。
外部サブセット又は外部パラメタ実体で実体を宣言するとき,妥当性を検証しないプロセサが,宣言を読み,処理することを義務づけないことに注意。それらの文書では,実体は宣言されなければならないという規則は,standalone='yes'の場合のみ,整形式制約となる。
quotを宣言することが望ましい。パラメタ実体の場合は,宣言は,参照に先行しなければならない。同様に,一般実体の場合は,属性リスト宣言のデフォルト値内での参照よりも先に,宣言が現れなければならない。
実体の内容を取り出すXMLプロセサは,この公開識別子を用いて,代わりのURIの生成を試みてもよい。XMLプロセサがこれに失敗した場合は,システムリテラルとして指定したURIを用いなければならない。マッチする前に,公開識別子内にある空白文字からなる文字列は,すべて単一のスペース文字(#x20)に正規化しなければならず,先頭及び末尾の空白文字はすべて削除しなければならない。
テキスト宣言は,そのままの形で現れなければならず,解析対象実体への参照を経由してはならない。外部解析対象実体において,テキスト宣言は,先頭以外のいかなる位置にも出現しない。
置換テキストが,ラベルcontentをもつ生成規則にマッチすれば,内部の一般解析対象実体は,整形式とする。すべての内部のパラメタ実体は,定義から整形式になる。
実体はすべて整形式なので,XML文書の論理的及び物理的構造は,厳密に入れ子となる。開始タグ,終了タグ,空要素タグ,要素,コメント,処理命令,文字参照及び実体参照が,一つの実体で開始し,別の実体で終了することはない。
外部の伝送プロトコル(すなわち,HTTP, MIMEなど)で与えられる情報が存在しないとき,XMLプロセサに渡された実体が,符号化宣言を含むにもかかわらず,宣言で示したもの以外の方式で符号化されている場合,符号化宣言が外部実体の最初以外の位置に出現した場合,又はバイト順マークでも符号化宣言でも始まらない実体が,UTF-8以外の符号化方式を使用した場合は,エラーとする。ASCIIはUTF-8のサブセットなので,通常のASCIIの実体は厳密には符号化宣言を必要としないことに注意。
次の表に,文字参照,実体参照及び解析対象外実体の呼出しが現れる文脈,並びに,それぞれの場合におけるXMLプロセサに要求される振舞いを要約する。一番左の列のラベルは,参照が現れる文脈を示す。
DTDの外では,%文字は,いかなる特別な意味ももたない。したがって,DTDの中ではパラメタ実体参照として認識するものであっても,contentの中ではマーク付けとしては認識しない。同様に,適切に宣言した属性の値の中に現れる場合を除き,解析対象外実体の名前は認識しない。
[Definition:] 実体参照を処理するには,その置換テキストを取り出し,処理する。参照自体の代わりに,参照があった位置で,文書の一部として含まれるものとして取り込む。置換テキストは,文字データ及び(パラメタ実体を除く。)マーク付けのいずれを含んでもよく,これらは,通常の方法で認識されなければならない。ただし,マーク付けの区切り子を別扱いするために用いる実体(amp,
文書の妥当性を検証するには,XMLプロセサは解析対象実体への参照を認識したとき,その置換テキストを取り込まなければならない。実体が外部実体であって,XML文書の妥当性を検証しないときは,実体の置換テキストを取り込んでもよいが,取り込むことを義務づけられてはいない。妥当性を検証しないパーサが置換テキストを取り込まない場合,実体を認識したが,読み込まなかったことをアプリケーションに通知しなければならない。
この取決めは,SGML及びXMLの実体の機構が提供する自動取込み機能が,文書作成時のモジュール化を主な目的として設計されており,その他のアプリケーション(特に,文書のブラウジング)には,必ずしも適切ではない,という認識による。例えば,ブラウザは外部解析対象実体への参照を見つけると,その実体が存在するという表示だけを行い,表示を要求されたときにだけ,内容を取り出すかもしれない。
実体参照が属性値の中で現れたとき,または,パラメタ実体への参照がリテラル実体値の中で現れたとき,置換テキストは,参照自体の代わりに,参照があった位置に文書の一部としてあったものとして処理される。ただし,置換テキストの中の一重引用符又は二重引用符文字は,常に通常の文字データとして扱われ,リテラルを終了させることはない。例えば,次の文書例は整形式である。
[訳注(これは原文にはない)] 一行目は原規定ではパラメタ実体となっているが明らかな誤りなので修正した。
解析対象外実体の名前が,ENTITY型又はENTITIES型の属性値においてトークンとして現れたとき,妥当性を検証するプロセサは,アプリケーションに対して,その実体及び関連する記法のシステム識別子並びに(存在すれば)公開識別子を通知しなければならない。
外部解析対象実体の場合と同様に,パラメタ実体は,妥当性を検証するときだけ取り込む必要がある。パラメタ実体参照をDTD内に認識して取り込むとき,その置換テキストは,その前後に一つのスペース文字(#x20)の付加によって引き伸ばされる。パラメタ実体の置換テキストがDTD内の文法的トークンを完全に含むようにすることを,この規程は意図している。
内部実体宣言内で与えるリテラル実体値(EntityValue)は,文字参照,パラメタ実体参照及び一般実体参照を含んでもよい。これらの参照は,リテラル実体値内に完全に含まれていなければならない。展開する実際の置換テキスト(先に示したもの)は,参照するパラメタ実体の置換テキストを含み,リテラル実体値内での文字参照の代わりに参照した文字を含む。しかし,一般実体参照はそのまま残し, 展開してはならない。
不等号(小なり),アンド記号及び他の区切り子を別扱いするには実体参照及び文字参照のどちらも使用できる。いくつかの一般実体(amp,
すべてのXMLプロセサは,宣言されているかどうかに関係なく,これらの実体を認識しなくてはならない。相互運用性のためには,妥当なXML文書は,これらの実体を使用する前に他の実体と同様に宣言する。実体を宣言する場合は,別扱いする1文字を置換テキストとして指定した内部実体,又は,その文字への文字参照を指定した内部実体として,次のとおりに宣言しなければならない。
記法は,解析対象外実体の形式,記法属性を持つ要素の形式,または,処理命令の対象とするアプリケーションを特定する名前とする。
記法宣言は,記法の名前及び外部識別子を提供する。この名前は,外部実体宣言,属性リスト宣言,及び属性指定に用いる。外部識別子は,与えられた記法のデータを処理できるソフトウェア(ヘルパアプリケーションなど)を,XMLプロセサ又はクライアントアプリケーションが探すために利用できる。
XMLプロセサは,宣言されていて,属性値,属性定義又は実体宣言で参照されているすべての記法について,XMLプロセサは,記法の名前及び外部識別子をアプリケーションに提供しなければならない。さらに,外部識別子を,システム識別子,ファイル名又はその他の情報に展開してもよく,これらを用いて,アプリケーションは,その記法のデータを処理するプロセサを起動する。しかし,XMLプロセサ又はアプリケーションが動作するシステムでは利用できない記法を,XML文書が宣言し参照しても,これは,エラーとはしない。
妥当性を検証するプロセサも妥当性を検証しないプロセサも,読み込んだ文書実体及び他のすべての解析対象実体において,この標準情報(TR)の整形式制約への違反を報告しなければならない。
これを実現するために,妥当性を検証するXMLプロセサは,DTD全体と文書内で参照されているすべての外部解析対象実体とを読み込んで処理しなければならない。
妥当性を検証しないプロセサは,整形式であることを確認するために,DTDの内部サブセット全体を含めた文書実体を調べることだけが義務づけられている。[Definition:] 文書の妥当性を確認する必要はないが,読み込んでいないパラメタ実体への参照が最初に起きるまでに読み込んだDTDの内部サブセットとパラメタ実体とに現れるすべての宣言を処理しなければならない。すなわち,属性値を正規化し,内部実体の置換テキストを取込み,デフォルトの属性値を与えるために,これらの宣言にある情報を使用しなければならない。
実体の宣言は上書きされる可能性があるので,妥当性を検証しないプロセサは,読み込んでいないパラメタ実体への参照より後に現れた実体宣言及び属性リスト宣言を処理してはならない。
妥当性を検証するXMLプロセサの振舞いはほとんど予測可能である。すなわち,文書のすべての断片を読み込み,整形式及び妥当性に対するすべての違反を報告しなければならない。妥当性を検証しないプロセサに必要とされることはそれより少ない。すなわち,文書実体以外の文書の断片を読み込む必要はない。したがって,XMLプロセサのユーザに対して重要な二つ効果をもつ。
ある種の整形式のエラー,特に,外部実体を読まなければ検出できないエラーは,妥当性を検証しないプロセサでは検出しなくてもよい。例えば,"4.4 XMLプロセサによる実体及び参照の扱い"で禁止として説明されているいくつかの場合,並びに実体が宣言されていること,解析対象実体,及び再帰なしという見出しが付けられた制約が挙げられる。
プロセサからアプリケーションに渡される情報は,プロセサがパラメタ実体及び外部実体を読み込むかどうかで違ってくる。例えば,妥当性を検証しないプロセサは,属性値を正規化したり,内部実体の置換テキストを取込んだり,デフォルトの属性値を与えたりする必要はない。これらを行なうかどうかは,外部実体及びパラメタ実体内での宣言を既に読み込んでいるかどうかによる。
異なるXMLプロセサ間での相互運用性を最も高めるためには,妥当性を検証しないプロセサを使用するアプリケーションは,そのようなプロセサでは必要とされない振舞いに依存すべきではない。外部実体で宣言されている属性のデフォルトや内部実体を使用するような場合は,妥当性を検証するプロセサを使用する。
記号は,正規表現で定義するときは大文字で始め,そうでなければ小文字で始める。リテラル文字列は引用符で囲む。
e) 次の文字は,名前開始文字として扱う。これは,プロパティファイルが,これらの文字をアルファベットに類似すると見なすことによる。それらは
規則及びその効果をより詳細に示すため,さらに複雑な例を示す。次の例で,行番号は参照の便宜のためだけに付ける。
XMLの符号化宣言は,各実体の内部ラベルとして機能し,どの文字符号化方式を使用するかを示す。しかし,XMLプロセサは内部ラベルを読む前にどの文字符号化方式を使われているかを知る必要があり,これが,内部ラベルが示そうとしていることに他ならない。一般的には,これは絶望的な状態となる。しかし,XMLにおいては,完全には絶望的ではない。これは,XMLが次の二つの点で一般的な場合に対する制限を加えていることによる。一つの制限は,どの実装も有限個の文字符号化方式だけをサポートするものと見なす。他の一つは,XMLの符号化宣言の位置及び内容を制限して,各実体で使用する文字符号化方式の自動検出を可能にする。また,多くの場合に,XMLのデータストリームに加え,他の情報が利用できる。ここでは,XMLの実体がプロセサに渡されるとき,(外部)情報を伴うかどうかによって,二つの場合に分ける。まず最初の場合を示す。
符号化宣言の内容をASCII文字に限定しているので,どの系統の符号化方式が使用されているかを検出すれば,プロセサは符号化宣言全体を正確に読み込むことができる。現実問題として,広く使用されている文字符号化方式は前述の系統のいずれかにあてはまるので,オペレーティングシステム又は伝送プロトコルが与える外部情報を信頼できないときでも,内部ラベルで文字符号化方式をかなり正確に示すことがXML符号化宣言によって可能となる。
プロセサが文書の符号化方式を検出しさえすれば,それぞれの場合に対して別の入力ルーチンを呼び出すか,又は入力する各文字に対し適切な変換関数を呼び出すことによって,適切に動作することができる。
自分自体にラベル付けをするいかなるシステムでも同様だが,ソフトウェアが,符号化宣言を更新せずに実体の文字集合又は符号化方式を変えれば,XMLの符号化宣言は機能しない。文字符号化ルーチンの実装者は,実体のラベル付けに使用する内部及び外部の情報の正確さの保証に注意すべきである。
2番目の場合は,XMLの実体の他に,符号化方式についての情報が存在するときである。いくつかのファイルシステム及びネットワークプロトコルでは,その符号化方式についての情報が存在する。複数の情報が利用できるとき,それらの相対的な優先度と,それらが矛盾したときの望ましい処理方法とは,XMLの配送に使用するより高水準のプロトコルの一部として規定するのがよい。例えば,内部ラベル及び外部ヘッダに存在するMIME形式のラベルの相対的な優先度についての規則は,MIME型text/xml及びapplication/xmlを定義するRFC文書の一部となるのが望ましい。しかし,相互運用性のため,次の規則を推薦する。
a) XMLの実体がファイルに存在すれば,バイト順マーク及び符号化宣言PIは,(存在すれば)文字符号化方式を決定するために使用する。他のすべてのヒューリスティック及び情報は,エラー回復のためだけに用いる。

 

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